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ジャンポケさん(男性・24歳)の合格体験記

自己紹介

はじめまして。この度、合格体験記を書かせていただくジャンポケというものです。
自分は、大学に入学してから簿記に出会い、大原で日商3級から1級まで勉強をし、その後の進 路に迷っていた際に、講師から公認会計士を勧められ、公認会計士を目指したものです。勉強を 開始したのは去年(2008年)の5月からで、1年3カ月ほどで一発合格を達成することができま した。

会計士試験で大事だと思うこと

この試験で大事だと思うことを書かせていただきます。
・全科目バランスよく
・短答特化は極力しない
・計算を得意にする
以上の3点です。

まず「全科目バランスよく」についてですが、自分は、毎日全科目触ることを目標にしていまし た。日商1級まで勉強をしている方なら、簿記と管理会計については非常にアドバンテージがあ ると思います。なので、基礎期の頃であっても簿記、管理会計につきっきりになることなく、租 税法や企業法にもしっかり手を回せると思います。

後述しますが、租税法は論文合格に関しては非常に重要な科目であると思います。その租税法を 基礎期からある程度やることは大きなアドバンテージになると思っています。

次に「短答特化は極力しない」についてですが、短答特化をしてしまうと、文章の○×をばかり を追いかけてしまったり、全体像を意識せずに文章を追ってしまうなどの弊害があると思います。 講師も短答特化を早めるほど、短答の合格から遠ざかると言っていました。

そのため、自分の短答特化は5月のプレ模試が終了したゴールデンウィーク明けでした。それま では、短答答練の復習や肢別チェックはある程度やっていましたが、論文答練もすべて受け、復 習もしっかりとやっていました。論文の勉強をしていれば、基礎力もしっかりつくため、短答突 破の実力もつくと思っています。

ちなみに、自分がやった短答特化は、短答答練を1回転、会計法規集・六法・委員会報告書など の原典の読み込み、一株当たり当期純利益などの短答特有論点の総復習などでした。 特化したといっても租税、経営は短答本番1週間前までは毎日30分ずつ触れていました。 これでも短答は80%を超えることができましたし、短答後に租税や経営に時間を費やしすぎる こともなく、毎日全科目をさわることができました。

最後の「計算を得意にする」ですが、これは論文の理論部分の採点基準が不明確だからです。 結構ある話として、企業法などの理論科目の答練ではAをもらえる人が本番は足きり寸前のE判定 だったりすることです。その逆もしかりで、答練はE判定でも本番は科目合格ということもある ようです。 なので、本番において理論科目でアドバンテージを取ろうという作戦は、ギャンブル性を高めて しまうことになると思います。 だからこそ、簿記、管理会計、租税法、経営のファイナンスなどの計算をしっかり取ることが大 事だと思っています。

特に租税法は、やればやるほど点数が伸びる科目ですが、入門生などは手が回らない人も多いみ たいで、結構差がつく科目だと思います。租税法で科目合格レベルの点数を取れれば、合格にか なり近づくと思います。だからこそ、租税法は講義が開始したら、毎日さわることが大事だと思っています。

各科目の勉強法

簿記

とにかく総合問題を解いていました。TACの外販の総合問題集を解いたり、ステップや論文答練 の復習などをメインにしていました。短答の個別問題も大半は総合問題をやっている中で解く力 がつくと思います。

財務諸表論

テキストの読み込みをメインにしていました。また、論文答練の財表の部分は、縮小コピーをし て、テキストの該当箇所に挟み込んでいました。こうすることによって、テキストの読むと同時 に、ここの部分はこういう問われ方もするということが分かったり、テキストには載っていない 応用論点の復習ができるため、非常に効率が良かったと思います。これは財表以外の理論科目も すべてやっていました。
また、会計法規集もある程度、読んでいました。短答では会計法規集で見たことあるなというの を基準に肢を切っていくことで10問とることができましたし、計算においても優先株式の取り 扱い方法を思い出せたので、法規集は大事だと思いました。 ちなみに、短答は基準部分と概フレ1、2章。論文では結論の背景、概フレ3、4章を主に読ん でいました。

管理会計論

こちらも総合問題を解いていました。やったものも簿記とほぼ一緒でステップや論文答練の復習、 後は日商1級の過去問も少しやっていました。 理論はあまりやりこんだ記憶はないのですが、理論テキスト、原価計算基準を読んだり、計算を やりながら論点を思い出すといったことを中心にやっていました。

企業法

レクチャーの時は、テキストの読み返しなどをやっていましたが、12月くらいからは肢別をメ インにしていました。この科目は、短答と論文で大きな違いがある科目だと思うので、短答の勉 強はある程度、早めからやっていました。また、六法も条文の後の参照条文も読んだりと条文を つなげることを意識していました。 論文に関しては、短答後に問題集の論証例の暗記をやっていました。答練の挟み込みも問題集に していました。 苦手科目だったので、とにかく暗記をして、そこから理解していこうと思っていました。

監査論

これもテキストがメインでした。答練の挟み込みもテキストにすることで、テキストと答練を何 回転もさせて、監査の一連の流れなど全体像をつかむことを意識していました。 また、監査基準の前文は全体像を意識する上で非常に有用でした。会計法規集に収録されている ので、これも抜き取ってテキストに挟み込んでいました。 委員会報告書は、量が膨大なので、答練で出たところと講師が重要だといったところを読むとい う形を取っていました。 短答と論文の違いはあまりない科目だと思っています。

租税法

計算に関しては、初期の頃は個別問題をメインにやっていました。そして、その時はテキストな どに記載されている計算過程をしっかり書いていました。こうすることで、ど忘れを減らすこと ができると思いましたし、今にして思えば、理論の勉強をするときにも、計算過程が思い浮かべ られることですんなり入ってきました。
答練期に入ると総合問題をメインに計算過程も自分なりに省略して解くようにしていました。 理論は、理論テキストをメインにやっていましたが、計算と密接にリンクしているため、解きな がら思い出したりしていました。答練の挟み込みも理論テキストにしていました。

経営学

ファイナンスに関しては、とにかく早めに終わらせることを目標にやっていました。そのため、 問題集をメインにやっていました。短答前にはある程度仕上がっていたと思います。 理論に関しては、テキストの読み込みをメインにやっていました。答練の挟み込みもテキストに していました。力を入れたのは、短答後でした。

最後に

自分は、この勉強をしている時は、常に、一発合格をするにはどうしたらいいかを考えていまし た。合格体験記を読んだり、講師に自分の勉強方法が間違ってないか聞いたりして死ぬ気でやっ ていました。本気と正しい勉強方法で合格することはできると思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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