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KAMEHAMEHAさん(男性・22歳)の合格体験記

私は2009年度公認会計士試験(短答式、論文式)に合格した大学4年生です。私は大学1年生のお わりに公認会計士を目指し始めました。大学3年生のときに受験した短答式試験に不合格となり、 今年の合格にいたります。

受験勉強を始めたときはまったく会計に関する知識はありませんでし た。大学3年時(短答式試験不合格となった後の11月)に受験した日商簿記検定1級の試験に合 格しました。

1)公認会計士を目指した理由

私は大学1年生のとき、特別に希望する職業が定まらず将来に対して漠然とした不安を抱いてい ました。不安を感じながらも、後悔したくない職業、他の人にはできない職業につきたいと考え ていました。また漫然と過ごす大学生活に対しての焦りもありました。

大学でのセミナーなどを通じ、会計士は会計・監査のプロフェッショナルで社会的地位もあるこ と、また難関資格であることを知りました。それは自分が希望していた職業像であり、私に充実 した大学生活をもたらしてくれると考えました。以上が私が会計士を目指した理由です。

2)受験勉強と生活について

受験勉強について

大学1年生の終わりから会計士の勉強を始めましたが、予備校の授業・復習だけでなく大学の 講義などで自由な時間が少なく、大学のまわりの友人の悠々自適な生活に比べ、「何で自分は…」 とあまり勉強に身が入りませんでした。自分で選んだ道ではありましたが“やらされている感” を抱いてしまい、予備校には授業以外あまり行かず、自習時間も確保できず、予備校で友人も作 れず、成績は低空飛行…と負の連鎖に陥ってしまいました。

大学3年のときの短答に失敗し、こ のままではいけないと自覚し、その後は友人にも恵まれ刺激を受けながら、勉強に励むことがで きました。具体的には、規則正しい生活をし、それまで目を背けていたオンラインで確認できる 成績表や予備校が提供する受験情報の情報を利用するようになりました。

生活について

大学2年生の前半は大学のカリキュラムに余裕がありましたが、この時期にその余裕に甘んじ てしまったので、大学のカリキュラムが忙しくなった後半からは予備校の講義についていくのが しんどい状況になってしまいました。その意味では、この時期は両立できていませんでした。大 学3年生になってから、特に短答に失敗してからは予備校を生活の中心に据え、大学のカリキュ ラムについては友人と協力してこなしました。

サッカーサークルに入っていましたが、予備校を優先した結果、残念ながらあまり参加できな くなりました。ただあまり勉強ばかりになるのもよくないので、できるだけ運動したほうがいい と思います。アルバイトは病院の受付の夜間当直をしていました。空いている時間が多く、アル バイトの時間中も勉強できるので、生活リズムに気をつけさえすれば、十分な金銭的援助が得ら れない学生にはおすすめです。特別な資格はいらないはずなので勇気を出して探してみるといい かもしれません。

3)科目別学習法

企業法

授業を真剣に受け、先生の言ったことをレジュメに書きまくりました。授業後できるだけ早く、 授業の内容を自分なりのミニノートにまとめ、常に携帯し、空き時間に気持ちよく見返せるよう にしました。ノートにまとめるのに苦労した点は理解が不十分なので、友達や先生に質問しまし た。まとめる作業は大変でしたが、後の負担が格段に減りました。

監査論

配布されたレジュメをノートの見開きの左側にはっておき、右側に板書や先生の言ったこと、 答練の解説などを書き込みました。

財務会計〜計算〜

授業後、テキストに載っている基本問題を解いて理解を確認しました。早朝の1時間答練の問 題はだいたい3回ぐらい解きました。苦手な分野は集中して勉強し克服しました。スピードを意 識しました。

財務会計〜理論〜

授業前に必ずテキストの該当範囲を読み、可能な限り理解しておきました。授業では理解でき なかったところを注意して聞き、それでもわからなければ先生に質問しました。答練の対策では アウトプットを意識しました。

管理会計

授業後、問題集の該当範囲をすべて解いて理解を確認しました。その後は解くのに苦労した問 題集の問題や早朝の1時間答練の問題を繰り返し解き、穴をつぶしていきました。早朝の1時間 答練の問題はだいたい3回ぐらい解きました。

租税法

授業の前に必ずテキストの該当範囲を読み、最低限どんなことをやるか理解しておきました。 上級講義のあと、該当する入門基礎マスターから上級の範囲をミニノートにまとめ、空き時間に 繰り返し見返しました。

経営学

授業を集中して聞き、板書をノートにとりました。テキストを読み込みました。

4)予備校の良かったところ

予備校の先生の授業は熱意があり、非常にわかりやすかったです。またやむなく授業に出られな い場合でも他校舎や他日程に振り替えることができるので、無理なくカリキュラムをこなすこと ができました。

予備校が提供する受験情報は、先生が授業の要点をまとめてくれたり答練の解説などを得られ たりするので非常に有用でした。またオンラインで確認できる成績表は、自分の位置や苦手分野 をはっきりさせてくれるので頻繁にチェックしました。

質問コーナーや成績相談では、勉強の相談だけでなく精神的なサポートも受けられるので、利 用するといいと思います。

5)最後に

受験勉強は長く、大変な道のりです。授業についていけなくなったり、成績が伸びなかったり、 やめたくなるときもあると思います。私が1回目の受験に失敗したときのように負の連鎖に陥る ことがあるかもしれません。でもなんとかそこから這い上がればゴールはすぐそこにあると思い ます。

そのためには自分が気持ちよく勉強できるような環境を整えることが大事だと思います。 刺激しあえる良い仲間を作ったり、自分にご褒美をあげたり、辛い受験生活をなるべく楽しく続 けられる環境を作ってみるといいと思います。気持ちよく勉強できれば、吸収も早く、一日中やっ ても苦にならず、成績が伸びてやる気もあがり…といったいい循環が生まれるはずです。

実際自 分はそうすることで合格することができました。そのような環境を作ってくれた仲間や家族、先 生、予備校のサポート体制には感謝してもしきれません。




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