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田中さん(男性・21歳)の合格体験記

私が会計士を目指した理由

私は現在大学3年生の田中と申します。

私は大学に入ってから勉強の目標を失い、部活に明け暮れる毎日を送った結果、大事な単位を落 としてしまい、2年生に進学することに失敗してしました。その時は悔しさと情けなさでいっぱ いになりましたが、自分の勉強に対する意識を改め、今後のことを前向きに考えようと思いまし た。

そこで新たにできた時間を有効に使うには明確な勉強の目標が必要だと考え、難関資格と言 われている公認会計士試験の勉強を始めることにしました。

受験生時代の生活

私の場合、留年はしたものの必要な単位数自体はかなり揃っていましたので、時間的にはかなり 余裕がありました。勉強を始めて一年目は、学校の授業も一日一コマ程度でしたので、空き時間 にDVDの講義を視聴し、主に学校の図書館で復習をした後、夕方から部活に向かうといった生 活を送っていました。申し込んでいた講座のコースが一年目の受験で短答式に合格し、二年目の 受験で論文式に合格するといったプランのものだったため、一年目は会計系と監査論、企業法の 勉強に専念し、租税法と選択科目については一切手をつけませんでした。

その結果勉強を始めて 丸一年後の5月に受けた短答式に合格し、その3ヶ月後に試しに受けた論文式で会計学を科目合 格することができました。なので二年目は主に租税法と選択科目を中心に勉強し、一年目よりは 比較的負担が少なく感じました。ですが、負担は少なかったというものの、試験本番の緊張を2 度味わわないといけないという点や受験勉強の期間が長くなるという点から、一回の受験で合格 できるプランでいった方がよかったと思っています。ですので時間とやる気のある方は一年合格 を目指すことを私はお勧めします。

予備校について

私は予備校を選ぶに際し、どこを選んでも大体同じだろうと思い、TAC・大原・LECのなか で一番学費が安かったという理由でLECを選択しました。LEC以外の予備校の講義は受けた ことがないのでわかりませんが、自分が思ったLECの良いと思った点と微妙だなと思った点を 述べたいと思います。

まずよかったと思う点は、LECの講師は親しみやすい人が多かったという点です。気軽に質問 することができ、また丁寧に教えてくれ、勉強法の相談から雑談まで幅広くお世話になったので とても感謝しています。

あとは入門期に多くの勉強仲間ができたことがよかったです。初めはD VDで一人で勉強していたため、モチベーションの維持に苦労しましたが、途中から生の講義に 顔を出すようになったにも拘わらず、多くの友人に恵まれ最後まで勉強のモチベーションをなん とか保つことができました。親しかった友人は皆合格し、中には同じ監査法人に勤めることになっ ている人もいるので良かったと思います。

一方微妙だなと思った点はカリキュラムについてです。 LECのカリキュラムは入門期を終えると短答式一本に絞って勉強を進め、一回目の短答式で合 格していれば、一回目の論文式で科目合格を目指し、二回目の受験で論文式一括合格を目指すと いうものでした。社会人の方などで忙しく勉強時間が十分に確保できない人はこのカリキュラム が向いているかもしれませんが、私自身の感想としては、科目合格したところで受験生活自体は 続くわけなので、一発で終わらせてしまった方がいいと思います。

科目別勉強法

1)会計系科目

私は会計系科目の計算が好きで、初めのうちは電卓を早く叩くことに生き甲斐を感じていました。 なのでそのスピードを活かして計算問題集をひたすら繰り返し解き、体に染み込ませました。逆 に理論など覚える系が苦手で苦労しました。それでも忘れてはまた覚えといったことを地道に繰 り返し、また会計的な思考が身に付いてくるにつれ、なんとか理論問題でも得点を稼げるように なりました。

2)企業法

短答式対策については○か☓か判断できれば良いので何とか覚えることができましたが、 論文式対策は覚えたことをさらに文章で書かなくてはならないので大変でした。ただ、書く練習 も必要ではありますが、理論問題集の解答の暗記であれば場所を選ばず勉強できるので、ちょっ とした時間の合間に勉強するようにしてました。

3)監査論

監査論は実際の監査をイメージすることが難しく、なかなか頭に入りづらく感じました。なので なるべく監査をイメージしながら勉強し、単なる言葉の暗記にならないように気をつけて勉強し ました。正直よくわからない科目ですが、本番の問題はさらによくわからないので差はつかなかっ ただろうと思います。

4)租税法

租税法については計算の占める部分が大きく勉強しやすい科目だと感じました。これも会計学と 同様ひたすら問題集を繰り返すことで計算スピードと正確性に磨きをかけました。 理論についてはほとんど手をつけなかったので、本番は朧げな知識で解答したのですが、計算部 分が抜かりなく出来たので問題なかったと思います。

5)選択科目

多くの人が経営学を選択する中、自分も初めは経営学を勉強していたのですが、どうも覚えるこ とが多くて大変に感じたため、経済学に変えることにしました。講義は取らず、独学とTACの答 練のみで本試験では9割得点できたので、意外と狙い目なのかなと思いました。

終りに

公認会計士試験は科目数も多く、科目それぞれのボリュームも多いので勉強は大変だと思います。 ですが逆を返すとボリュームは多いものの、ものすごく難解で理解不能だといったものは少ない と思います。ですので忍耐強く勉強を続けていればいつかは必ず受かると思います。これから勉 強を始める方、今勉強している方は是非あきらめずに頑張ってほしいと思います。今後試験の合 格率の低下が予想され、会計士を目指す人にとっては厳しい環境になってくると思いますが、夢 に向かって頑張ってほしいと思います。

私自身については、今回かねてより掲げていた公認会計士試験という目標を達成しましたが、過 去の経験より、いつまでもその喜びに浸っていてはいけないと思っています。新たな目標を見つ け、残りの学生生活を有意義に過ごし、社会に出てからも様々なことに挑戦していきたいと考え ています。




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