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warusさん(男性・25歳)の合格体験記

自己紹介

はじめまして。皆さんの合格の一助となれば幸いです。
以下は、自分が実践できなかったことも書いています。また、勉強法は人それぞれだと思います。そのため、参考程度に読んで頂ければと思います。私はTAC関西地区で受講していたため、特に同じ環境の方向けに書いているところもあります。

☆卒業後無職専念 受験回数2回
☆TAC09年目標2年本科で07年4月より勉強開始
☆09年5月  短答式 合格 (73%)
☆09年   論文式 不合格(得点比率51.3 原因は理論の勉強が不十分だったこと)
☆10年   論文式 合格 (得点比率58.1 すべて科目合格レベル)

入門期は成績優秀者に名を連ねることを目標にがむしゃらに勉強していました。上級に入り、点数が思ったように伸びず悩みました。しかし、4月頃から成績が伸び始め、短答式全答練はA判定でした。論部式全答練は合計4回受けましたが、概ね300番位でした。

09年は、簿記、原価計算、租税法、ファイナンス論等、計算で稼ぐタイプの受講生でした。しかし合格年度は、得意科目も苦手科目もありませんでした。バランスを最重要視していました。1回目の受験までは、週休1日で1日10時間程度、2回目の受験までは、週休2日で1日に8時間程度、勉強していました。

お世話になった講師の方

財務会計論(計算編) 入門期…市橋先生 上級期…李先生 質問…由利先生
財務会計論(理論編) 塩川先生 質問…塚本先生
管理会計論      入門期…山田先生 上級期…藤木先生
監査論        09…成瀬先生 10…南先生
企業法        09…阿部先生 10…宮内先生 質問…末廣先生
租税法        木戸先生
経営学        09…藤沢先生 10…塚本先生

人間ですので、講師の方と合う合わないはあると思います。しかし、どの先生も水飲み場まで連れていってくれました。水を飲むかどうかは自分次第だったのだと感じます。ちなみに、私が多くの先生にお世話になったのは、どの先生を受講するかにあまりこだわっていなかったからです。

勉強法総論

☆効果的かつ効率的に。(短期合格に取捨選択は必須)

どちらかというと捨てる技術が難しい!捨てることを不安に感じてしまいますし、実際捨てすぎてしまうとリスクが高まるからです。しかし、捨てずに全てを抱えることも同様にリスクを高めるのです。自分で勝手に判断せず、先生に指示を仰ぐこともありだと思います。

☆原則、講師の言うことを実践する。(先生は近道を知っている)

上記の内容と重なります。特に入門期で右も左もわからないうちは、とにかく先生の言うことをきく!独りよがりな勉強法はリスクが高いと思います。

☆自分の勉強法は批判的に検討する。(地図が間違っていたら目的地に着かない)

勉強を続けているうちに、本来の目的地を見失うことがあります。例えば、長時間、机に座ることが目的になってしまったり…。受験生は勉強に追われます。だからこそ、定期的に立ち止まって自分の勉強法を客観的に検査することが重要になってきます。講師の方にチェックしてもらうのもいいでしょう。

☆自分をコントロールする。(頑張りすぎor怠けすぎで自滅しない)

私はこれが最大の課題でした。頑張りすぎてしまうのです。その結果、1日寝込んだりしていました。それでは意味がありません。長期的に継続可能な自分のペースを把握することが大事です。

科目別勉強法

財務会計論(計算編)

最初は、とにかく量をこなしました。そして、解法を体得しました。そうすれば、もう繰返し解く必要はありません。たまに感覚を鈍らせないように解くだけです。得意になれば、短答式でかなり有利だと思います。しかし近年、論文式では埋没問題が多いため、計算に頼りきって他科目を疎かにするのは危険だと思います。

心に残った講師の方の名言
「計算編は、車の運転だ。理論編は、車がなぜ動くかを知ることだ。」(車も運転できないのに、車がなぜ動くかを知ろうとするのはナンセンスだ、という意味だと思います。学習の流れとしてはやはり、計算→理論がベターではないでしょうか。)

財務会計論(理論編)

塚本先生の勉強法セミナーor論文直前講義に参加することを強くお勧めします!!今年も関西地区では開催されるのではないでしょうか?近年の出題傾向を分析し、具体的な勉強法を知ることができます。

勉強の流れとしては、まず基礎概念をしっかり理解することが大事だと思います。その後、知識の絶対量を増やします。最後に、知識と知識のつながりを意識します。近年、論文では広い範囲から数多く問われるので、持ち玉を増やすことも重要だと思います。

管理会計論

繰返し解くのではなく、理解がより重視されると思います。テキスト、アクセスで理解を深めればよいでしょう。

心に残った講師の方の名言
「間違った変な問題が出るということも、覚えておかれたらいいと思います」(短答、論文ともに不適切と思われる問題が出題されることがありうるため、心の準備をしておいた方がよい、という意味だと思います。)

監査論

自分の言葉で説明できるようになってから、専門用語で説明できるようになるのがいいと思います。短答では金商法、会社法、CPA法の暗記が重要だと思います。正直、何を勉強したらいいかわからないときもありました。ですが、勉強することは山ほどあります。監査上の重要性とは何ですか?定義等、答えられなければアウトです。なぜ?を繰返す積極的な姿勢が大事ではないでしょうか。

心に残った講師の方の名言
「監査論は常識の科目」(みたこともない問題でも、常識的に考えれば答えを導くことができる場合がある、という意味でしょうか。わかりませんが、私はそう解釈していました。)

租税法

費用対効果の良い科目だと思います。所得税法は理論・計算ともにきらない方が無難かと思います。また、理論も40点分あるので、軽視しない方が無難かと思います。

企業法

条文趣旨と判例を! これは短答式、論文式ともに重要だと思います。また、論文式では近年、答練でも出題されるような論点型の問題が出題されます。これはおとせません。またみたことのない問題も出題されます。これは高度なことを書く必要はないので、大きくはずさないことが大事ではないでしょうか。

経営学

塚本先生の勉強法セミナーor論文直前講義に参加することを強くお勧めします!!今年も関西地区では開催されるのでは?
キーワードは広く浅くおさえた方がいいと思います。本試験では問題数が少ないので一つ落とすと死活問題になるおそれがあるからです。ファイナンスは量をこなしました。それだけで飛躍的に上昇しました。

おわりに

ここまでつたない文章を読んで頂きありがとうございました。思えば勉強を始めた当初は、自分が合格できるのか半信半疑でした。受験期間中、言いようのない不安に襲われることもありました。皆さんの中にも同様の不安を抱えておられる方がいると思います。

ある講師の方が、「悩むのは暇な証拠だ。悩む暇がないくらい勉強すればいい」という趣旨の話をされていたことがありました。また他のある講師の方は、「この試験には過度の自信が必要だ」という趣旨の話をされていたことがありました。私はその通りだと思います。悩む暇がないくらい勉強し、過度の自信をもてば乗り切れるのだと思います。もっとも、それが一番難しいのですが…


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