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打たれ強く生きるさん(男性・22歳)の合格体験記

こんにちは。私は、本年度の試験で一発合格しました。
2009年2月に大原に入学し、2009年12月に短答、2010年8月に論文と突破してきました。
皆さんのお役に少しでも立てるよう、以下で勉強法などについて書きます。

大まかなスケジュール

全体感を見失わないよう、試験勉強期間を次のように分けました。

 第T期:2009.2〜2009.8 …インプット期(計算10)
 第U期:2009.9〜2009.12 …短答集中期(計算4:理論(肢別・短答答練)6)
 第V期:2010.1〜2010.5 …応用期(計算4:理論6)
 第W期:2010.6〜2010.8 …直対期(計算2.5:理論7.5)

財務計算

第T期:財務会計のいわゆる簿記については、とにもかくにも早期完成がものをいうと思います。僕の場合は、簿記のレクチャーが8月に終わるカリキュラムでしたので、それまでに、@個別問題3回転、A総合問題3回転、B過年度答練1回転、を目標にとってその通りに進めてきました。それゆえ、早いうちから計算が安定(ほぼ毎回ステップ・論文答練で上位10%以内)していたので、そのぶん理論に時間をまわすことができました。

第U期:短答答練メインでまわして行きました。間違ったところは、テキストに戻って例題→個別問題集へとやり直しました。合わせて関連論点の例題に触れることで、網羅的に論点を把握することができました。

第V・W期:簿記に関してはかなりの貯金があったので、この時期は一日2問にとどめ、実力維持を重視していました。

財務理論

第T期:この時期は、特に自習はせず、レクチャーをまじめに聞いて理解を書き込んでおくくらいしかやっていませんでした。やはり、まずは計算ですから。

第U期:徐々にテキストと肢別をやりはじめた時期です。僕の場合は、@テキストを軽く1回転させる、A肢別を1カ月で1回転できるくらいの分量を決めて解く、B解いた箇所のテキストをじっくり読む、といった形でやってきました。これを数セットやればだいたいの知識は入ってくるのでかなり安心して勉強できました。
短答答練での細かい知識は丸暗記で乗り切り、テキスト中心でやれば問題ないと思います。

第V期:知り合いから上級レジュメをもらったので、それとテキストを中心に何回も何回も繰り返し読みました。その際、自分なりのメモを書いとくと、理解促進にもつながるし、下書きの練習にもなるのでオススメです。また、このころから資料の集約に努めました。答練の情報は極力テキストに書き込んで、効率的な勉強を心がけました。

第W期:直対が終われば、集約した資料があるので、それをひたすらまわしてました。大原の場合は論文総まとめがあるので、その情報も参照にしつつテキストベースでやっていました。
失敗点としては、後半に論点の丸暗記に走ってしまったため、ひねり問題にうまく対応できずに得点が伸び悩んでしまったことがあります。やはり丸暗記には限度があるので、最小限にとどめるべきでした。

管理計算

財務計算とほぼ同じスケジュールでやってましたので、財務計算を参照してください。
ただ、1点だけアドバイスさせてください。それは管理の計算の解き方です。

みなさん御存じだと思いますが、近年の短答・論文ともやたら量が多くてしかも難しいですよね。こういうときに点をもぎ取ることで差をつけることができると思います。

論文式に関して、具体的に言うと、@始まったら、問題文全体をよく読む(7分程度)、A自分なりの優先順位を問題ごとにつける、Bなるたけ一問に固執せず、広く浅く問題に触れる、ことが大事ではないかと思います。

「取れるところをすぐに判断できる力」が管理の計算では特に大事ではないかと思います。それを養うのは、やはりテキストの例題からしっかりとマスターできてるかを確認することだと思います。基礎を確実に身につけてから、多くの問題に触れることでパターンがわかり、勘も養われるのではないかなと感じています。

管理理論

第T期:問題集の巻末の理論問題を軽く見てる程度でした

第U期:肢別をメインに、巻末・答練で補充している程度でした。管理の短答の理論(特にハイテク分野)は難しいと評判だったため、深追いは無意味だと思い、他の平均的な受験生ができるレベルにとどめました。ただ、原価計算基準だけは、基本的な問題が多いと聞いたため、念入りに基準を読み込んでいました。

第V期:完全放置でした…。管理の成績が地に落ちた時期でした。忘れない程度に、少しは触れたほうがいいですね。

第W期:大原の理論問題集をメインに、答練の問題は理論問題集に貼り付けて情報を集約しました。約3カ月くらい理論問題集に専念していたので、ある程度は書けるようになり、本番でも自信を持って書けました。理論は、計算とリンクできるところ(ex.非度外視法の利点)は、リンクさせて解き、リンクしずらいところ(ex.原価計算基準絡み)は暗記で乗り切りました。

監査論・企業法

基本的に財務の理論と大差ないようにやってきましたが…
監査→テキストメイン
企業→問題集メイン(テキストはサブ)
で論文は乗り切りました。

監査に関しては、論点ずれが非常に怖いので、テキストを何十回も読んで論点に対して一行で答えるなら何を書くか、ということを考えていました。
論点ずれさえなければ、あとはテキスト通りですので、日頃の努力が実を結びやすいと思います。

企業は、量が多いうえに、今年の問題に見られたように細かい知識も聞かれます。なので、基本は問題集で論述の練習をしながら、適宜テキストに戻り細かい知識を入れるというスタンスでいいと思います。

経営学

第T期:レクチャーなし

第U期:経営は第U期からレクチャーが始まりました。経営の場合は、短答前はファイナンスのみでしたので、レクチャーを聞いて短答後のファイナンス集中期間に備えてテキストに書き込みまくってました。
短答後から年末にかけて、ファイナンスを集中的にやりました。テキストから問題集から過年度答練まで。一日5時間くらいファイナンスにつぎ込みました。
その甲斐もあって、ファイナンスではあまり苦労せずに勉強できました。

第V期:この時期からは、ファイナンスは維持で組織論のほうに重点を置きました。といっても、組織論に関しては例年ほとんど解ける問題がなかったみたいですので、A・Bランクを中心にやってました。ただ、用語だけはCランクまで手を広げて暗記していました。

第W期:ここからは総まとめを中心に、答練で出たところを集約するという形で勉強していきました。

最後に

正直な話、ここまでストレートに物事が進み、合格できるとはあまり思っていませんでした。
辛いこともありました。そんなとき支えになるのは家族だったり、友人だったり、恋人だったりするわけで、その方たちがいるからこそがんばれるんだと言い聞かせてやってきました。

ここまで読んでくださってありがとうございます。読みにくい文章でしたらすみませんでした。

皆様の栄光を心より願って締めくくりとさせていただきます。
ありがとうございました。


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