とんかつさん(男性・26歳)の合格体験記
自己紹介
まず簡単に自己紹介をさせて頂きます。
26歳男、受験回数3回目で合格しました。
08 短答○ 論文×(監査論 科目合格)
09 論文×(経営学 科目合格)
10 論文○
です。
LEC→アクセル→LECで、模試やオプション講義はTACや大原も利用したことがあります。1年目は通学してましたが、それ以降はずっと通信です。他の合格体験記の方と自分が違うところは、集中力が本当に続かない短期集中型だというところです(笑)。追い込み型と言いますか。
詳しくは各科目の勉強法で触れますが、答練なんて一回も出したことないですし、模試(大原)は3年間全て総合Gです(笑)各科目の判定も全てFかGです。3年間も時間があったのにG判定だったのは、もちろんその間真面目に勉強していなかったからです。まさに「明日から本気出す!」の典型のような人間です(笑) しかしそんな私でも合格できました。
この試験に受かっていく人はやはりコツコツ型の方がほとんどだと思いますが(長い期間自分の欲望に負けないで勉強を続けるということは本当に凄いことだと思います)、私のようなタイプの受験生の方もいるはずなので、少しでも参考になれば良いと思い合格体験記を書いてみました。
それでもやはり3回も受験しているので、この通り真似するのはオススメしません、全く(笑)。使えそうなところだけ使って頂ければ幸いです。
勉強スタイル
上記の通り、完全な追い込み型です。
インプット講義は3年間ほとんど真面目に聴いてないです(笑)。
もちろん講義の復習なんてしたことがありません。
また、マーカーで丁寧に色分けしたり、レジュメに穴をあけてファイリングしたり、自分でまとめたノートを作ったりっていうのもめんどくさいのでやってません(笑)
情報はテキストか答練に主役
そして、短答式なら短答式、論文式なら論文式の、大体2,3カ月ぐらい前になると焦り出します(笑)。そして追い込みに入るという形です。追い込みに入る前は、一応講義DVDは観たりしますが、復讐なんてしてませんでしたし、問題集や答練だってほとんど解きませんでした。
基本的に計算が苦手で、理論が好きなので計算は完全に後回し、理論だけちょいちょいやってた感じですかね(だから合格に時間がかかったのは言うまでもないです笑)
ただ、追い込みに入ったら毎日1日15時間はやってました。
要は「覚えたことを忘れない」、ということが本番で点数を取るために大事だと考えていたので、試験の何カ月も前からコツコツやるよりも、直前にガーッと詰め込む方が忘れる量が少なく、効率的だと思っていたんです(笑)
短答式の勉強法
理論科目は、予備校から配布された問題集を回しまくるのはもちろんですが、テキストも直前まで何度も読んでました。
インプットでもアウトプットでも、「覚えたことを忘れない」ようにするために色んなアプローチで知識を定着させようとしていたからです。
会計法規集は全く使いませんでした。委員会報告書は読みこみました。
企業法の条文に関しては、LECの逐条解説というのがめちゃくちゃ有用だったと思います。
あと、管理の理論に関してはLEC池辺先生の理論問題やっとけば間違いなくアドバンテージあると思います。
計算科目は、ほんとに苦手だったのであんまり役に立たないかと思いますが、とにかく簡単な問題を見つけて確実に取ることを心がけました。
で、解ける人が少ない難しい問題は適当にマークして、当たればラッキー!みたいなノリでした(笑)
論文式の勉強法
監査論
08に科目合格しました。開示はしてませんが、a判定だったので得点比率60超えてたということでしょう。
上記のとおり、答練なんて出したことありません(笑)
模試以外では、本試験で初めて答案を作成しました。模試はもちろんG判定(笑)
勉強をするとき、委員会報告書は使いませんでした。配布されるからです。
ただ、基準はめちゃくちゃ読みこみました。
解答は正直あまり覚えていませんが、予備校の解答と違うところが結構あって「あー、終わった・・・」と思っていたのにこの結果ですから、自分の言葉でもきちんと理解を文章で示せていれば点数が来るのではないかと思います。
租税法
10で得点比率48ぐらいだったので良い点数を取る参考にはならないでしょう(笑) 計算について、消費税満点、所得2つ、法人税7(笑)でこういう結果ですから(理論は平均ぐらい)、法人税に大きく点数が振られているんだろうなあという印象です。
管理会計
10で得点比率56ぐらい。
LEC池辺先生の理論問題集とレベルアップ答練のおかげです。
学習時は、計算が苦手なのもあって、難しい論点、苦手な論点(笑)はもう最初から切りまくってました。網掛け外のやつとか。
というのも、中問4つのうち、1つはどうせ時間をかけれないからで、全ての論点を完璧に抑えておく必要はないと思ったからです。
あとは、本試験では簡単な問題を落とさない方が大事だと考えていたからです。
その代わり、理論問題は答練のものも、理論問題集のものも完璧にして臨みました。
正直本試験の理論問題は簡単過ぎて差がつかないだろうと思い、解きながらショックを受けていたぐらいです(笑)
財務会計
55ぐらい。
まず簿記は、10は第3問ゼロ(笑)、第5問3つです。
正直、苦手です・・・
ただ、本試験の傾向からガッツリ集計しちゃっておくんなまし!みたいな総合問題は出ないと思っていたので、本試験直前まで基礎的な知識の確認をしているだけでした。
結果的にはそれで正解だったと思いますが、やはり簿記で点数が稼げる人は相当有利だと思います。
特に今年の第3問は各予備校のヤマが当たったので大きく差がつかなかったのではないかと思いますし、そのような場合に簿記で確実に点数を稼げるのは相当有利だからです。当たり前ですが。
財表は、とにかくテキストと答練を完璧にして臨みました。
会計法規集は全く使いませんでした。個人的には全く必要ないと思います。
もちろんこれも答練出したことないし、模試だってボロボロだし、って感じだったのですが、要は本番で書ければ良いんだと思ってやってました。
で、実際上記のような簿記の出来でこれぐらいの結果になりましたから、財表で点数を稼げたんだと思います。
あと、企業法とかもそうですが、字が汚い人も安心して下さい、私の字は地獄です(笑)
それでもきちんと採点してくれています。
企業法
08本試験で初の答案作成(笑)それでもD判定。
09で模試を除くと二回目の答案作成。それでもC判定。
以上のことから、あまり企業法は得意な人はいないのではないかと思っていました。
そこで、09の試験が終わってから「企業法を得点源にしよう!」と思っていましたが、結局この科目も直前まで勉強せず(笑)
答練なんて一回も解かず。模試もG。
しかし本番は56とかだったので科目合格レベルでした。
問題を解くときに何を気を付けたのかというと、どこでも言われていることですが、条文と趣旨をキッチリ書くことです。
あとは、文章を論理立てて書くことです。
ちなみに、「企業法で結論をミスするとバッサリ切られて0点になる」という説がネット上で飛び交っていました。きっと来年もそうなると思います(笑)
しかし、私は最も今年点数が取りやすいと言われた1−1で結論ミスしましたがこの結果です。0点なんてことはまず有り得ないのでご注意を。
経営学
09に科目合格しました。これも開示してませんがAだったので60超えてます。
直前の大原模試ではやはりG判定でした(笑)
それでも一カ月でAに持っていけます。そういう科目だと思います。
経営学に関しては間違いなくアクセルの柳瀬先生のおかげです!
私は大の数学嫌いで、ファイナンスが本当に本当に苦手でした。
しかし柳瀬先生のテキストや答練の解説をしっかり読めば、本当に問題が解けるようになってきます!!
まあ、理解できてきたなって思ったのは本試験の2週間前とかでしたが・・・(笑)
数学が苦手な人でも丁寧に式が展開されているのでわかりやすいはずです。
結果本試験では50問中(確か50問だったと思います)38問取れました。
で、09の管理論に関しては、アクセルで当たりでした。今年は知りません(笑)
ただ、管理論についても柳瀬先生の講義はとても面白いですし、意外と管理論も模試とかで当てにいってる感じです。
ちなみにアクセルのような小さな予備校だけでは管理論は本当に不安なので、大原の直前対策のようなものを取ってガリガリ追い込みに使いましたが、結果本試験ではこれっぽっちも役に立ちませんでした(笑)
でもやっぱり管理論に関しては時間とお金の許す限り、他校で出ている用語もチェックしておくべきだと思います。