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目次

 1.reibonさんの受験体験記
 2.Beさんの受験体験記

reibonさんの受験体験記

(2006年度論文式試験 / reibonさん / ブログ「社会人の公認会計士受験戦略」より抜粋)

1.本試験終了

まず最初に思ったのはもう二度と受けたくないなということです。
今年で終わればいいのですが、最悪でも会計学と租税は来年は受けたくない。
今年の傾向を反映して、専門学校の対策が恐ろしいことになりそうでで、頭が痛いです。

それともうひとつ言いたいのが、新試験元年というのに相変わらずの計算重視、スピード重視で、当初の十分に考える時間なんて計算科目にはほとんどない。
科目合格次第ですが、ますます社会人にとっては敷居が高くなったと思われます。

それと唯でさえ広い試験範囲が毎年広がっており、しかも広がっている部分からも容赦なく出題がなされ、どこかの試験委員が言っていた脱専門学校どころか、今後もますます専門学校だよりの試験になると思われます。

当初の理念どころか、ますます受験生を苦しめる新試験制度、あとは11月20日に行われる合格発表、ここだけは金融庁の良心を信じたい。
最悪でも会計士補抜きで合格率を前年並みにして欲しいです。

2.監査論

初日の監査を受けた感想としては、暗記はき出し問題と作文問題が相変わらずはっきり分かれているなということ。
つまり従来の傾向と同じで、会計士補に受けさせる意味があるか疑問の残る内容でした。

出来の方は暗記型の問題は書けたが内容はあっているが不正確といった感じで、作文問題の出来は不明です。
職業倫理系の問題はヤマに挙がっていたものの、効果があったのは独立性に疑いの招く外観だけで、あとは完全作文状態です。

特に前半の問題からは専門学校で勉強してる人に対し、こんなことも知らずに会計士になるつもりかね、という明確な悪意を感じました。
本人の意思はともかく、個人的には専門学校でやる暗記問題を書ければ合格だと思うので、今後もますます専門学校頼みの科目になるのでは。

ちなみに内部統制は統制環境、a氏の行動は正しいにしました。
ただ統制環境の定義は旧定義でしかも不正確であとの説明は適当、a氏の行動はやたら倫理性を強調してたので正しいにして、説明は作文で適当に書きました。

以外と定義の正確性で勝負が決まったりして、少々不安があります。

3.租税法

租税の感想ですが、何と言っても理論40点でしょう。
最初解答用紙を見たときは2枚でびびり、さらに配点を見て40点とは・・・、一瞬で埋没だとは思いましたが、この40点は試験委員の裁量でどうにでもなるところと思い、意地で埋めました。

まず法人税法22条が何の条文かなんて知りません。
とりあえず、理論まとめの損金の要件を書く、これは何とかかすってそうですが、つぎの法人税はとにかく損金算入か不算入か結論が合えば理由はともかく点は来るはずなので2分の1に賭けましたが見事に外れ、所得も最初は適当で、次の問題も雑損控除しか思いつかずアウト。

計算の方は、消費税は最終数値正解、法人税は詳しくはわかりませんが、7割前後の出来でしょうか、計算についてはとりあえず満足しております。

それにしても、サンプル問題の意味は何だったのだろうか。
専門学校の学習範囲を決定する意味はあったが、それだけで、来年以降の学習の負担は相当増えそうで、ステップとかでも普通に理論問題とか出そうで考えるだけでもいやです。

あと、来年は所得税の取り扱いはどうなるのでしょうか。
今年は所得税の計算を得点原に望みましたが理論のみ、来年も理論が実戦形式である以上は、計算も切る訳にもいかずいたずらに受験生の負担が増すだけですね。

今回の新試験でもっとも受験生の怒りを買ったと思われる租税法(あるいは会計学午後か)での今後の焦点は理論40点がどのような採点がなされるかということではないでしょうか。
試験委員も受験生の解答を見て、何かを感じて欲しいものです。

会計学午前/管理会計

会計学午前ですが、予想通りで管理会計、しかし内容を見れば、EVAなし、原価企画なし、BSCなし、と製品原価計算ばかりで、完全に受験生の裏をかいてきました。
原価計算の計算問題は試験前10日ほどやっておらず、厳しい戦いが予想されました。

まず全体を見て、とっつきやすそうな順で、内部振替、標準、意思決定、部門別と順番を決め、そして戦闘開始です。
内部振替は最初は簡単なのですが、どうしても慎重になりずぎ時間がかかる、穴埋めの900万まで書いた段階で40分経過、その段階で以下の解答をあきらめて次へ、理論は平易と難問。

次の標準は計算は完答できましたが、混合差異の2問目以降は作文で、この時点で、80分経過、非常にやばい。

意思決定はとにかくスピード勝負に出て、数値は全滅、理論はほぼOKという内容。
ステップで出てた内容で慎重にやれば取れた問題で非常に悔いが残りました。

最後の部門別は残り20分、とても完答は無理の状況でとりあえず理論は平易だったので8分ぐらいで埋め、のこりを計算に充てますが当然時間は足らず部門別の表を集計しているところでタイムアップ。

今回は来年以後の参考に少し詳しく書きました。
全体的な感想としては、とにかくスピードと正確性の勝負で、考えている時間はなく、理論も中途半端に書けるのが多いので速記勝負でした。
個人的には計算は書いたとこはだいたい出来ましたが、意思決定を落としたのが非常に痛い。
理論は個人的には取るべきところは取れたと思っております。
問題としては新規論点が少なく、計算力と理論の基本を押さえた人が純粋に上位にくる内容だったと思います。

今年がこの内容だったので、去年の試験後に大きく理論重視へ舵を切った専門学校の対策も来年は計算重視へ逆戻り、そして来年の試験は原価企画、BSCの出題でまた裏をかかれるという、いたちごっこが続くのかもしれません。

それと通常は簡単な問題も本試験では慎重にやり時間をロスする点はこの一年間で全く成長していない。
確かにそういう訓練をしてないので仕方ありませんが、何とか訓練の方法を考えた方がいいのかもしれません。

会計学午後/財務会計

引き続き会計学午後の感想は詳しくいきたいと思います。

本社工場を見た時は呆れましたが、とりあえず予定通り財表から。
この財表がことごとくヤマを外している。
要するに答錬や問題集にない問題ばかりで自分で書いていくしかない問題でした。

考えても仕方がないので、後もあることだしスピード重視、45分ぐらいで終わらせました。
結果は減損はまずまず、繰延税金資産と年金資産はかすり、資産の移転は結論は書いたがあとは作文、とにかく意地でも空欄はつくりませんでした。

続いての連結は試験委員に殺意を覚える問題でした。
まず理論を埋めようと思いましたが、計算にかからないと出来ない問題か、意味不明の問題など、君たちはこんな問題はわからないだろうという悪意が感じられました。
とりあえず最初の穴埋めをやり、理論に適当なことを書いた時点でのこり80分、ここで去年の悪夢を思い出し、連結はまともにやらないと決定し、営業外や特許などだけ計算し、のこり70分で第一問へ、計算の正解は半分強です。

しかし本社工場とは、本当に今年の試験委員は空気の読めない人が多い、ウケ狙いだろうか。
勝手に相当難しい問題と思ったので、とりあえず最後尾の自己株式から逆進でいきました。
しかし、回答箇所は容易な箇所が多く、連結とは大違いで腹が立ち、税効果も狙えるレベルなのにはなから捨ててしまいました。
結果は7割強の正解で、70分かけたのでこんなもんでしょう。
それにしても結果的にあれだけ時間をかけた連結がほとんど点にならず、今年はステップを一問解いただけで短答答錬も捨てた本社工場で点を稼ぐとは、皮肉な結果となりました。
来年はまた帳簿までやらないといけないと思うといやな試験です。

会計学午後はあらゆる意味で今回最悪の問題だったと思います。
この問題で能力がわかるのだろうか、差がつくのだろうかと本当に疑問の残る内容でした。

企業法

企業法の感想ですが、今回の試験で唯一試験委員の良心を感じた問題でした。
ただ、良心も度が過ぎると迷惑で、解答用紙が少なく、結果的にはこれが難易度を上げている結果になっております。
専門学校の模範解答も多種で、ある意味今回の試験で最も自己採点が難しいのでは。

内容の方は両方とも大原の総まとめテキストのしかもAランクの論点で、たしか委員会設置会社の方はほとんど同じ問題では。
まず委員会設置会社の方は書くべきネタはみんな持っていると思いますが、回答スペースが異常に狭く、特に監督監査の比較なんて、あのスペースでは何を書くべきか相当迷いました。
そういう訓練はいままでやったことがなかったので、採点方法によっては点数差の開く難しい問題だと思います。
とりあえず機関構造と妥当性監査について比較しましたが、どれだけ点数がくるかわかりません。

代取と支配人の問題は地位の相違から競業の問題へ繋げましたが、模範解答も各校で割れておりどのような採点がなされるのでしょうか。
結果についてはあまり予想はあてになりませんが、可もなく、不可もなくといった結果だと思います。

今回の問題は嘘さえ書いてなければある程度は点はくるのではと考えております。
心配なのは、来年の専門学校の答錬もこの形式になり、そのベースで答えを覚える勉強をしていれば勉強は楽ですが、論点が抜ける可能性がありますので、その点には注意が必要かもしれません。

経営学

最後の経営学の感想を書きたいと思います。
試験終了後に感じたことは、これって経営学を勉強していない人や切ってる人でも場合によっては何とかなった試験だったのかなということです。

最初の理論は基本的には国語力勝負の作文大会で、次のファイナンスもNPVや期待値の計算はみんな知っているし、証券価格もその場で考える問題で、あとの問題も最後の用語や標準偏差はともかく、2択の問題で、理論的には半分は正解することになります。

そう考えると勉強しなくても足切りは逃れるのはもちろんのこと、作文と2択の当たり具合によっては合格点も可能な状態となっております。

このような問題で実力が測れるのかは大いに疑問で、来年の経営学の答錬も作文問題対策が出されると思いますが、どうやって採点するのでしょうか。

自分の出来は作文問題の出来は不明で、ファイナンスは17問正解です。
大原の新試験委員対策講座で多少救われました。
このように専門学校の対策は大はずれの場合もあれば、中途半端に当たることもあり、来年以降も無視できないのがこの試験のつらいところです。

Beさんの受験体験記

(2006年度論文式試験 / Beさん / ブログ「ラフラフ日記 by 会計士受験生Be」より抜粋)

試験直前ってことで、けっこう更新をご無沙汰してしまってました。
昨日で、3日間にわたる論文式試験が終わったわけですけど、だいぶ疲れましたねー。
でも、僕の場合はなぜか、短答の時の方が疲れがヒドかった気がします。
やっぱり1週間とか間が空く(開く?)よりも、3日連続の方が、リズムは作りやすいかなぁってところです。

そういえば、短答の直前も、夜なかなか寝れなかったですけど、…論文でも相変わらずなかなか寝れへんってゆうチキンハートぶりを発揮してしまいました(笑)
初日の前なんて、4時過ぎまで寝れず、寝たのは3時間。。。
2日目の前は2時には寝れて、3日目の前は1時に寝れたんで、徐々に早く寝れるようになったんですが、…3日目の前に至っては、“もう一括合格、ムリやしなぁ〜”ってゆう気持ちから、緊張とかそうゆうのも全然なくなってたのかもです…。
でも、睡眠不足のわりには、栄養ドリンクとか熱さまシートとかの力を借りながら、それなりの体調では臨めました。
…やっぱり、「体調がイマイチやから、できへんかった」的なことだけは避けたいなぁって思ってたんで、できへんかったのは単純に実力不足かなぁと…(笑)

・・・って、ネガティブなことを、チラホラ書いてますけど、3日間受けた素直な感想としては、…希望的観測とか謙遜とかそういうのを一切入れずに言って、一括合格の可能性は限りなくゼロに近いってところですね。
まぁ、全科目を全て白紙で出した!とか、そういうわけではなく、デタラメでも極力白紙は少なく…ってことで書くには書いたんで、可能性がゼロとは断言できないですけど、まぁ、例えたら、今年阪神が逆転優勝するくらいの可能性と思います。
今週は、今シーズン対戦成績のいい広島にまさかの3連敗で、残り試合数とか中日とのゲーム差とか、両チームの今のチームの調子とかを考えたら、ほぼゼロでしょうから…。
これから逆転優勝しようもんなら、これはまさに奇跡ですから、…僕が今年、一括合格するっていうのも奇跡くらいのもんやと思います。

全体的な印象としては、…“こうゆう傾向になるかな”って思ってたことと全然違う感じやったのが多かったですねー。
実際、“短答では計算重視、論文では理論重視”的なことは、公表資料でも記載されてた気がするんですけど、「どのへんがなん?」って感じでしたね。
財務会計論で、簿記・財表の融合問題はありえるとは思ったんですけど、…あれほどまで計算のウェイトの大きい融合問題とは…って感じです。
あと、管理会計論なんて、短答の方が計算のウェイト少なかったやん!!って感じですし…。
さらに、租税法は、事前に公表されてたサンプル問題って、専門学校とか受験生を惑わした要素の方が、参考になった!って要素より大きいなぁって感じました。
なんか、形式とかがあまりに違ってて、サンプルになってへんやんっ!!って感じです。

で、一括合格アウト!!っていうのを確信したのは、2日目の会計学の午後の部(簿記&財表)です。
財表もとんでもなくムズかったですけど、それ以上に簿記の出来がヒドすぎました。
多分(←ってゆうかほぼ確実に)、連結の問題は、数値の算定は全滅してます(笑) ←笑い事ちゃいますけど…。
今年から簿記・財表・管会の3コが合わさって会計学になったので、相対的に計算問題のウェイトは相当低くなるかなぁって思ってたんで、直前には、新規の答練を解く以外には、簿記も管会も計算問題を全く解いてなかったんですね。
もう、計算はすっごい軽視してました、、、白衣を着て、黒板に字を書きながら漫談をしそうになるくらいに・・・って、…それは、ケーシー高峰ですけど…。
しかも、連結でも、いまさら複雑な論点とかはムリ!って思ったんで、簡単に算定できる勘定科目だけに絞って、そうゆうとこだけ確実に取れる!っていうのを目指す戦略で準備をしてました。
…そしたら、連結の問題で、そうゆう簡単に算定できる部分は、見事にスルーされてて、全く解答箇所になってなかったんですよねー(笑)
確実に稼げるとこ、全然ないやんっっ!!って焦りましたよー。
あっ、ちなみにそれ、租税法の法人税法の総合問題でも感じました。
税務調整を移記するだけのところは、確実に取ろうと思って、…そうゆう部分は特に力を入れて、答練の見直しもほぼそれを重視して、それ以外は、計算で簡単に解ける部分だけしかやってなかったんで、…今回の総合問題は、難易度がそれほど高いってわけではないわりには、できなかったですねー。
簿記の話に戻りますが、連結がとにかくボコボコで、理論も難しいって状態で、本社工場の問題を見たところ、…簡単に算定できる箇所もけっこう容易されてて解いていったんですけど、多分かなり計算ミスとかをしてると思います。
問題用紙に、解答を書いてないんで、自己採点とかはできないですけど、普段なら確実に合わせられるところでも、バンバン、ミスってそうな気がしまくってます。
あとから冷静に振り返ってからやから言えることなんですけど、会計学の午後の部は、まず簿記の本社工場の問題をじっくり時間をかけて取れる部分を全部確実に取って…って戦略が1番よかったような気がしてます。
財表とか連結を一通り見てたら、、、精神状態がだいぶ病んできてましたから(笑)
まぁ、実際に難しかったし、みんな出来はよくないって話もチラホラと聞きますが、…それ以上にヒドイ出来やなぁってわけですね、、、これがまた。

あとはねぇ、これは短答の理論問題でも感じたことなんですけど、、、「この問題、今は全然わからへんけど、でも、あと1年ちゃんと勉強しても、解けるようになる気が全くしない!!」って感じる問題がけっこう多かったってことです。
まぁ、これはあくまで僕の主観的な感想で、すごい実力のある人からしたら、「それはキミの実力がないから、そう思うだけだよ、フフン♪」って言われるかもですけど…。
理論問題もいろんなパターンがあると思うんですけどね、、、例えば、「定義を書きなさい」とか、テキストにそのまま載ってるような典型論点をそのまま書きなさい!っていう問題は、…ちょっとくらいはあってもいいとは思うんですけど、それをメインに試験で出題するのはどうかなってのは思います。
だって、知識を試すだけの試験って、すごい意義が乏しい感じがしますしねー。
そういう意味では、勉強したことを駆使して考えさせる問題っていうのが、実力を試すにはいいと思うんですけど、…それが度を過ぎると、、、“えっ、勉強したこと、ほとんど意味なかったやん”的な感覚に陥ってしまうんですよね。
特に今回の試験では、経営学の理論でそれを感じました。
現場思考の問題でも、「あぁぁ、もっとしっかり勉強してたら、この問題、ちゃんと書けたのにぃ〜」っていうんだったら、その失敗を教訓として次に向けての対策を立てやすいんですけど、「この問題って、どういうところをどういう風に勉強してたら解けるの?」って思ってしまうと、対策の立て方が全然浮かばなくて、途方に暮れる感がいっぱいなんですよねー。
なんか今回の経営学の理論問題って、全く勉強してない人が、ファイナンス以外をかなりやりこんだ人よりもいい点数を取るってことが全然起こりえる問題かなぁって思います。
…まぁ、僕はそれほどはやりこんだわけではないんですけど(笑)、例えばポケコンのA・Bランクはほぼ覚えた!って人とかは気の毒やなぁと。。。
っていっても、試験ってどんな問題が出るかはわからんわけで、しゃぁないんですけどねぇ。

感想をちょこちょこ書いてみたんですけど、…それ以前に、自分の実力不足っていうのはすごく感じました。
それは、論文式試験を受けてみて…っていうよりは、受ける前から自覚はしてましたけど…。
自分で認識してる実力と、これくらいのところまでは持っていきたいっていう実力には、かなりの隔たりがありましたが、…試験を受けてみて、それをさらに強く感じました。
論文式試験は、今回初めて受けたわけですけど、想像してた以上に、とてつもない高い壁に感じました。
ホント、恐るべし…って感じです。

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